2013年7月8日月曜日

アシアナ航空旅客機214便の事故について その2

アシアナ航空214便の事故原因の私の予測が当ってしまいました。

やはり、操縦していたのは飛行時間の短い副操縦士でした。


アメリカのサンフランシスコ空港で起きた旅客機事故で、

韓国のアシアナ航空が会見した。

アシアナ航空によると、当時、操縦かんを握っていたのは、

機長ではなく、副機長で、「ボーイング777」型機の習熟訓練を兼ねた

飛行だったことが明らかになった。

アシアナ航空は、8日午後の会見で、飛行の責任は教官役のベテラン機長にあり、

訓練を兼ねた飛行に問題はなかったことを強調した。

アシアナ航空の社長は、会見で「飛行にともなう責任は、教官機長が負っている」と述べた。

韓国の国交省によると、副機長は、総飛行時間が9,700時間だが、

ボーイング777型機の飛行経験は43時間で、9回目だったという。

当時は、教官役のベテラン機長が横に座って指導しており、

これは、国際的な手続きにのっとった正規のものだという。

韓国政府が派遣した調査チームは、すでに機長・副機長への

聴き取り調査を始めているが、くわしい中身について、情報は入ってきていない。


【解説】

それでは、なぜ、隣の座席に座っていた機長がすぐに姿勢を制御して

地上への激突を防ぐ事が、できなかったのでしょうか。

それは、大型の旅客機は、小型の戦闘機のように、姿勢制御が

素早くできないからです。

小型のジェット戦闘機であれば、きりもみ状態になっても、

パイロットが素早い操縦をすれば、姿勢制御が可能ですが、

大型の旅客機になると、侵入経路が間違っていたとしても

すぐに高度を上げたりすることができません。

これは、タンカーが前方に小型船がいるのを発見して

進路変更をしたにも関わらず、衝突してしまったという

ケースに良く似ています。

アシアナ航空214便の機長は、着陸の時点で、サンフランシスコ空港の

視界が良い事、天気がよく、風もない機長の経験からすると

ランディング(着陸)は、コパイ(副操縦士)にとっても、

非常に簡単だと判断したのでしょう。

普段は、オートパイロット(自動操縦)で着陸している

ので、副操縦士にとってはマニュアルで操縦するのは

極度に緊張したに違いありません。

車の運転とか飛行機の操縦というものは、半分は

体が覚えている所もあるので、突然に指示されて、新しい機種の旅客機

をマニュアルで操縦することは、危険だと言わざるを得ません。